少額訴訟か通常訴訟か?

2021年5月15日 | からhaku | ファイル: 未分類.

できるだけ迅速に裁判を完了したかったため少額訴訟などで決着できないか模索しました。

少額訴訟(しょうがくそしょう)とは、60万円以下の金銭の支払い請求を目的とする手続きのことで、簡易裁判所に訴えを提起することで開始されます。申立費用が安い上に手続きにかかる期間が短く、原則1回の期日で審理が終了し、即日判決が言い渡されます。
詳細は下記ページを参考にしてください。

少額訴訟とは?手続きの流れや債権回収費用をわかりやすく解説|債権回収弁護士ナビ (saiken-pro.com)

家賃の滞納など、少額の債権回収には有効かもしれませんが、私は不動産明渡が目的ですので、この訴訟は使えないということが判りました。また、弁護士を雇う場合などは、費用の方が高額になる場合があるので注意が必要です。

従って私は通常裁判を行うことにしました。そして、損害賠償請求が140万円以下であれば簡易裁判所で行うことができます。私は損額賠償の額を86万とし不動産明渡を求める訴訟を簡易裁判所に提出したのです。

そして、弁護士はつけず、管理会社の方にサポートしてもらい自力で裁判を起こしました。

訴訟費用は最初に、100万円までは10万円毎に1000円必要ですので、9000円(収入印紙)とそれと郵便切手を指定された金額購入して支払いました。

弁護士を依頼すする場合は弁護士費用が必要です。最低着手金が10万円と成功報酬や日当、相談費用が必要になります。

裁判に必要な費用は下記ページを参考にしてください。
【保存版】裁判でかかる費用のすべて|負担を減らす工夫も紹介 | 弁護士保険のエール少額短期保険 (yell-lpi.co.jp)

そして、裁判所には訴状と根拠となる証拠書類を提出しました。一審では私は証拠書類として甲ー1~18までの18個提出しました。

甲ー1に紛争の要点をまとめた書類を作成しました。何故、この裁判を起こしたのかそして被害の金額など当方の主張を詳細に記述しました。

例として、提出した訴状準備書面を参考に添付します。プライバシーに関わる部分は伏字にしています。訴状で基本的な訴えを記入し、準備書面として、紛争の要点で実際に起こった事実と、当方の訴えの根拠を記述しました。
裁判官に経緯をできるだけ正確に理解していただくためです。また、その主張の根拠となる証拠をそれぞれに付けていきました。

時系列や経緯を記述して行くうえで、これまでの管理会社とのやり取りを全てGmailへ保存しておいたのは、役に立ったと思います。

裁判の大きなポイントは被告との信頼関係は既に破壊されているということを如何に実証していけるかにかかっていると思います。


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