被告の反撃

2021年5月20日 | からhaku | ファイル: 未分類.

第3回口頭弁論が終わり、後は10月25日の判決を待つのみとなっていたのですが、裁判所から連絡がありました。もう一度、弁論をしたいと。

若干、嫌な予感がしたのですが30分程度の短時間ということでしたので、今回は管理会社の方は伴わず一人で行くことにしました。

第4回の口頭弁論には、被告はかなりな反論資料を用意していました。裁判が不利に進んでいるのを感じたのかもしれません。
隣に入居させた自分の内縁の妻に「私が入居してから202号の部屋からの騒音被害は全くありません」と書かせたり、「大家が階段を直してくれないのであぶなくていかん」と書いた文書に友人・知人の9名の署名を集めたりかなり労力を使って反撃してきました。大家が如何に酷いかという印象づけ作戦も展開してきました。
騒音で退去した人たちに対しても、騒音はお互い様であるとか、男と同居しており注意しただけとか身勝手なことを書いていました。

また、自分が経済弱者の老人であり、「ここを出て行ったら行くところがない。死ぬしかない」など弱者を強調する戦略を取ってきました。その割には、裁判所にでかい車で乗り付けたり、競輪したりするなど余裕があるなと思っていましたが。

私は、その場で大量の資料を読まされたので、ちょっと驚いてやや焦りました。通常は事前に反論文書などは事前に送られてくるのです。押し込まれながらも何とか裁判官からの質問を凌いでいました。

ただ、私は念のため、第3回口頭弁論以後も証拠の事実関係を積み上げていく戦略を取っていました。その間に、騒音被害で警察沙汰になったという話は本当かどうかを確認するため県警本部へ情報公開請求をしていたのです。

そして、県警本部へ提出している情報公開請求書している書類のコピーを提出したのです。いよするにそういった騒音被害によるトラブルがあったのは事実らしいということ。少なくとも原告である大家はそう認識しているので公的機関に堂々と公開請求という行動をとっているということを裁判官に印象付けるためでもあります。

また、実際にそういったことがあったのかを確認したかったという気持ちもありました。結果的に県警本部からは個人情報にあたるということで非開示の通知を後日受けましたが、私としては裁判官への最後の一押しと思って提出をしました。

情報公開書

原告、被告とも死力を尽くして戦ったと思います。
私が必要以上に証拠を次から次へと出してきたのは、結局、裁判官は提出された資料と裁判での証言のみで判断するしかないからです。

いくら被告が普段、共同住宅で傍若無人に行動していようが、裁判の中でしおらしく対応していたらその日常の行動自体は見ていないからです。

最後に裁判官が言いました。双方もうこれ以上、主張したいことはありませんか?

「ありません」

判決は2017年11月22日に行われることになりました。

私は当日は、裁判所には行かず郵送を待つことにしたのです。

つづく。


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